行動科学的モチベーション論
と言う考え
今日は、マグレガーの X 理論 Y 理論から
架空のX課長とY課長の話です。
楽にマネジメントするためには、どうしたらいい?
あなたに、10人部下がいたらどうしますか?
部下のやる気を引き出して一人当たり1.1人倍の
働きをさせたら上司のあなたは左うちわ。
やる気を引き出すにはどうしたらいいだろうか?
X 課長は、 こう考えた。
みんな、仕事はあまり楽しくないし
やりたくない。
命令されるのが好きで責任を取りたくない。
言われたからやったと言いたい。
そんな部下に組織目標の達成を目指し
十分な努力をさせるのに必要なものは鞭。
絶対に目標をやり遂げろと強制命令、
壁に実績を張り出し、朝礼で出来の
悪い部下を叱咤し処罰、全員にあんな風に
なりたくないと脅かす必要がある。
Y 課長は、こう考えた。
世の中の役に立つ仕事をやっているから楽しい 。
仕事自体にも興味がある。
部下と目的目標を一緒に作り方向を決め
自発的にどんどん仕事をするようにしよう。
一緒に決めた目標だから部下の責任感も強くなる。
問題があれば、部下が想像力や創意工夫で
解決していくだろう。
目標達成したら表彰したりして褒めよう。
この2人は、どうなったか?
X 課長は、常にカリカリしてるが
実績あまり上がらない。
部下が、 槍玉に挙げられる最下位に
ならないように注意するだけとなった。
万年最下位の社員を気の毒だと思いながら
自分は安全だから感謝している。
Y課長は、方針とズレたことをする
優秀だが、暴走する危ない部下に
手を焼いている。
また問題解決が苦手な部下もいて
やはり手がかかっている。
X 課長は、 槍玉に挙げて叱るなら
一番できのいい部下にすべきです。
一番優秀なやつが叱られてるんだから
震え上がります。
最も叱られ役とは、ツウカーの間柄に
なっておいて、みなに活を入れるため
今度叱るからなとかしとくと 良いでしょう。
まあいずれにしても、 パワハラ防止し法とかが
ある現代では難しい方法かもしれません。
課長は 、事前に絶対守らなければ
ならない事と 自由にしていいことを
共有し部下と約束しておくと
良いでしょう。
問題解決力のない部下もいるから
困ったら自分に言ってくるように
すると良いでしょう。
あなたは X理論派、それともY理論派?
マグレガーの X 理論 Y 理論は
まだ途中の ものでZ理論を
作ろうとしていたと言うから驚きです。