鉱物が好物 結晶

結晶は色々あり多様な世界。

鉱物の結晶の形には立方体・平行六面体・八面体・六角柱の両端にそれぞれ六角錘がつくなど色々あります。

鉱物を作る原子が規則正しい並び方をしているからです。

原子も 体育大会の整列のように規則正しく並ぶって、なんだか人間ぽくて不思議です。

 ところで、結晶の例。

  立方体方はガンエン、ホウエン鉱、オウテツ鉱等。

  平行六面体は解石等。

  八面体は蛍石等。

  水晶のような六角柱の両端にそれぞれ六角錘がついたもの等。

 

 同じ鉱物でも結晶の形が違うことがある例。

  立方体の他に8面体や五角形の12集まった形のオウテツ鉱。

  しかし、オウテツ鉱を作る鉄と硫黄の並び方は同じである。

  鉱物の並び方は同じだけど違う結晶になるのは 本当に多様ですばらしい。

 

鉱物の重要な性質

 結晶面の角度

  大きさや形は様々でも隣り合う二つの結晶面の間の角度は同じ種類の鉱物では

  決まっている。

 硬度、硬さの度合い。

  硬度の調べかた

   調べようとする鉱物と標準となる鉱物お互いにすり合わせどちらに傷が

   つくかによって決める。

   人と人との摩擦のように柔らかい方の心が傷つくのに似ているなと思いました。 

   

   標準となる鉱物は最も柔らかいカッセキを硬度1として最も硬い

   ダイヤモンド硬度10まで10種類の鉱物を選んでいる。

   硬度4の鉱物の硬さは硬度2のものの硬さの2倍という意味ではないです。

   硬度番号と硬さは比例するわけではないところが面白い。

 比重(同じ体積の水の重さの何倍か) 

  アルキメデスがお風呂で偶然考えたアルキメデスの原理がここでも

  役立っています。

  比重で好物を見分けれるのです。鉱物の比重は種類によってほぼ

  決まっています。

  金属を取り出す鉱物の比重はやはり大きい。金属はやはり重い。

 へき開(決まった方向に規則正しく割れる性質)

   鉱物をハンマーなどで叩くと決まった方向に割れるものがあります。

  それは原子の並び方で原子の引き合う力が方向によって違うからです。

   例えば、鉛筆の芯のセキボクは酸素原子からできていますが

       原子と原子の距離が方向によって著しく違い原子の引き合う力が

       弱い部分に沿ってでへき開します。

  同じ種類の鉱物のへき開の方向は決まってます。

   へき開の方向は一方向や三方向のもの等があります。 

 断口(へき開でない鉱物の割口)

  決まった方向に規則正しく割れない鉱物の割口を断交と言います。

  貝殻状に割れたりノコギリの様に割れたりいろんなものがあります。

 原子の並び方で引き合う力が変わり弱いところから規則正しく割れたり、

 割れなかったりでまるで、組織の分裂みたい。