無難ないきかた

昔話 腕白な英雄猟師

勉強して世の中の役に立つ人に

なりなさいとお母さんに言われても

かっこいい、偉大な猟師になろうとする

子供の話。

 

山に入って獲物を見つけて

弓を引くが、私のような小物を

仕留めても 偉大な猟師に

なれないと、どんどん大物を

紹介する。

ついに 名前を上げれる

大物に出会うが、

恐ろしい攻撃力

しかも、守りも強い。

歯が立たない事を悟る。

おまけに、早く逃げたほうがいいと

凄まれ、怖くなって逃げる。

以後、 お母さんの言うことを聞き

勉強して立派な人になったという話。

 

この話の凄いなとおもうところは、

・相手のプライドをくすぐり危機から

 逃れる弱者の知恵。これは、使える。

・守りも攻撃も強いことをアピールし

 戦わずして勝つ強者の抑止力。

 まるで、大国同士の水面下の

 争いみたい。

・恐怖を知って一人前。

 怖いもの知らずだと壮大な

 夢を描くが、恐怖を覚えると

 地に足がつく。

結局、お母さんの勧める方を

選ぶのだけど、偉大な猟師になって

欲しかったと個人的に思うのでした。