あなた自体が宝くじ

最近挑戦する元気の

ある人がいなくなったねと、

社長に囁かれた、

人事担当役員のKさんは、

挑戦する社員を増やすために

どうしたらいいか考えた。

まず、世の中の過去をしらべると

ポーター、ローラー、ブルームなど

期待理論というのがあって、

人間の動機付けの程度は

職務遂行で特定の結果を

達成できることの

期待やその結果が

報酬に結びつく事による。

 

そうか、ひらめいた!

結果は、本人の努力以外も

影響するところが大きくて

売れる商品だったとか

為替の 影響で儲かったとか

色々ある。

また、仕事自体も花形の

評価される仕事と

そうでないものがあって

学閥とか上司との関係で

左右される。

報酬は賃金で 報いたいけど

制度じょう上限があって

なかなか、 難しい。

 

多くの人が報酬は少ないけど

喜んで挑戦するものは?

宝くじがある。

 

めったに当たらなくて

期待報酬が少ない

宝くじにたくさんの人が

挑戦するのはなぜ ?

多分、もしかしたら

億万長者という

夢を買っている。

 

夢を報酬にしよう

挑戦しようと

あなた自体が宝くじ という

標語を作り、社内に宣伝した。

従来の目標の10倍を掲げ

達成したら、2ヶ月ぶんの報奨。

 

合理的に考える社員は、

より挑戦しなくなった。

その一方、達成する者が続出した。

どうやって達成したかと言うと

挑戦前を低く見積もり

挑戦後の成果で本人の

責任でないものを差し引いて報告。

 

これでは駄目だと青くなった

人事担当役員のKさんであった。

地道な活動で利益が、でてるから

わりと地味な20%向上や

毎日、担当業務の2%向上を

目標にして、派手な挑戦は

全くの新規事業だけにして

おくべきだったと思ったのだった。