今回は、前回の近い便利が成り立つには①の続きです。
人口密度がまばらな北海道の出店数の多さが驚異的。
データから紐解いていきます。
グラフは都道府県人口・面積・人口密度ランキングと
市区長村別コンビニの数ランキング(北海道)を加工です。
北海道もコンビニ店舗数は、ほぼ人口に比例します。
全国平均に近い富山県の人口密度と比較
縦軸は、人がまばらかどうかで上が蜜、下がまばらです。
横軸は出店数が多い少ないです。
グラフより人がまばらな市区町村が多いが、
出店数は、平均か平均より多い。
市区町村別で実店舗数ー標準店舗数(1万人あたり店舗数×人口)を
見ていきます。
多くの市区町村が標準店舗数を上回っています。
次に、全国平均店舗数(人口×4.6店舗/1万人)を12店舗毎に区分し
北海道の実店舗数と比較します。
標準で1~11店舗区分の出店数も人口割合いも多いので
ここを深堀していきます。
1~11店舗の中身を見ると1~2店舗と人口も少ない市区町村が
人口に占める割合いと1万人あたり店舗数も多い。
全国的にコンビニの出店が難しい人口2千人以下の
14市区長村を調べてみると8割が地元の
酒屋さんベースのコンビニのセイコーマートで
地元との結びつきが強い。
観光客が少なく、地元の人口少なくても
成立っている。
地産地消の安価なプライベートブランドや
豊富な総菜、店内ホットクック等で
大手コンビニと差別化し人口の多い市区町村も
含め北海道全域に出店している。
人口少なくても、
豊富な総菜、店内ホットクックの
独自性で成り立つ。
地方のシャッター商店街の参考になる。