まず、金属鉱物です。
今日は、金属の金・銀・銅。
なんだかオリンピックみたい。
最初に金です。
金の特徴
①侵されにくい、長持ちする。
金は空気、酸、アルカリには侵されず、ツタンカーメンの黄金のマスクや
古代遺跡から発見される黄金の飾りには驚かされます。
しかしその金も王水には溶けてしまいます。
②電気をよく通す
IT時代の今日、金メッキでインクジェットの接点等に使われるぐらい
よくみかけます。
それは、電気をよく通すからなんです。
③よく伸びる
昔から金箔になるぐらいよく伸びます。
④合金になりやすい。
銀や銅の合金として利用される。
江戸時代にも小判に銀を混ぜて改鋳するなどしてました。
なんと、枚数を増やすためだったそうです。
⑤ 日本で有名な金山は
佐渡金山が有名です。
銀の特徴
①電気や熱の伝導率最大
電気や熱の伝導率が最も大きい。
②金の次によく伸びる
金についでよく伸びる。
③変色する。
硫化水素で黒色になる。
韓国の王宮では、銀の箸が使われていたそう。
銀は毒に反応して変色するそうです。
そのなごりか、お昼の韓国ドラマを見ると箸がなんと銀色。
④用途
飾り用や、銀メッキ、合金、写真の感光材など。
もう今ではデジカメで、ほとんど見かけないけど、フィルム写真に使われて
いたんですね。
銅の特徴
①電気や熱の伝導率が銀の次に良い。
熱や電気の伝導率が銀に次いで大きい。
②よく伸びる
電気の導線、器具の材料に使われています。
だから細い導線ができるのですね。
③合金になりやすい。
黄銅、青銅など合金で広く利用されています。
馴染み深いのは10円硬貨です。
EV 普及で銅の需要は今後10年で9倍になるそうです。
脱炭素社会の必需品なのですね。
④有毒な緑青を生じる。
水分二酸化炭素二酸化硫黄などがあると有毒な緑青を生じます。
金・銀・銅は 私たちの生活に密接しています。